gigiのブログ

国際結婚の末の家族生活の日々

2018年12月のブログ記事

  • アルバイトを始める

    ルームメイトはアルバイトを見つけ、夕方から深夜にかけて働きに出るようになった。 車を持っていなかったので、わたしの車で行くという。いやいや、何言ってるのかな、わたしも夕方とか車必要だし。 すべてにおいて考え方が浅いというか、自己中心的なのだ。 「バスで行け。」 とわたしは行った。すると、 「えっ、... 続きをみる

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  • 依存症カウンセリング C診療所

    リストラが少なからずとも良い方向に作用したのか、友人達の行動が効いたのか、当初ルームメイトは行きたがらずかなり手こずったがが、それでもようやく真の精神科医カウンセラーがいると思われる施設、C診療所に通うようになった。 ここはアルコールやドラックを断つ決意をした人が通う専門施設だ。 ここは月に一度の... 続きをみる

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  • 依存症カウンセリング B診療所

    A診療所からの連絡を受けてB診療所へ通うようになった。 また信用できないカウンセラーに当たるであろうことも何となく目に見えている。それでも、自分たちが住む小さな町の診療所なら、町の誰かがいつも見ているから情報を貰いやすいと思ったのだ。この診療所の受付担当は顔見知りだったので、ちゃんとカウンセイング... 続きをみる

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  • 依存症カウンセリング A診療所

    何年ぶりかに電話で息子の親友の声を聞いたこの両親は、ようやく動き出した。電話を受けた数日後、この両親は息子を連れて両親が住む町の診療所へ行った。この町はルームメイトが生まれ育った町でもあった。 三人はカウンセラーと面談をした。二回、三回と毎週通った。 ある日、カウンセラーが、 「お父さんとお母さん... 続きをみる

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  • 親友の助け

    わたしの疲労は限界を超えていた。ルームメイトの親兄弟、親戚はどうしようもなく使えない。わたしには頼れる友達もいない。ルームメイトはわたしのいうことなど耳を傾けないので、彼を変えることは難しかった。そしてたどり着いたのは、彼の友人に助けを求めることだった。 ルームメイトの友達のなかで最も育ちがよく人... 続きをみる

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  • 辛い日々

    日中は昼食時間を忘れるほど多忙な毎日だったので、嫌なことは考えずに済んだ。夜、ルームメイトがなかなか帰ってこなくて嫌な予感がした時は、警察に電話して、 「夜中にDV受けるかもしれませんので、予めこの電話番号を控えておいてください。住所も連絡しておきます。DV受けたらまた電話します。」 と、この後起... 続きをみる

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  • 被害者のためのカウンセリング

    初めてのカウンセリング。どうしてわたしだけがカウンセリングを受けなくてはならないのかと質問したが、ここはDVを受けた人や家族環境に問題を抱えている被害者がくる場所で、依存症の人が来るところではないという。 依存症本人のカウンセリングというのは、その人自身がカウンセリングに行く気になることが治療の第... 続きをみる

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  • 町の相談所へ再び

    再び相談所へ行く日がきた。子どもは託児所、会社は半休をとり一人でいった。相談所のドアを開けると、今日もサンダルの担当者、のほかにわたしより年上でこれといって特徴のない女性が待っていた。そして直ぐに面談は始まった。 結果として、DVも受けることがあったわたしはルームメイトから離れて暮らすという提案を... 続きをみる

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  • 町の相談所

    小さな町の唯一に大通りに面した相談所の玄関へ足を踏み入れた。二歩目の左足で前に進むと、直ぐに受付のカウンターに到達。その受付にはスネ毛にサンダル半ズボン、はげあがり気味の髪を伸ばしたのを輪ゴムで結った、わたしと同世代と思われる、幸の薄そうな男性が一人いた。 相談所の入り口まで送ってくれた警官は、 ... 続きをみる

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  • 警察に相談

    とうとう子どもが危ないと追い込まれ、気持ちを決めた日、わたしは昼寝している子どもをベビーカーに乗せ、歩いて町交番へ向かった。側からみればベビーシッターのアジア人だと姑にからかわれた虚しい思い出が蘇る。 交番に着くと、三十代半ばの白いぷよっぷよの男性警官が一人で暇そうに受付に立っているのが見えた。話... 続きをみる

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  • 依存症

    子どもが二歳の頃、このルームメイトがアルコール依存症でドラックも常用していることを確信した。なんでもっと早く気づかなかった、どうしてその時に離婚しなかった、と言われればそれまで。 人は一人ぼっちだと、自分が間違っているのだと思い込んだり、まだ我慢できると勘違いしてしまうものなのだ。わたしはわたしな... 続きをみる

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  • わたしの夫はソールメイトではなくルームメイト

    これまでの日々、毎日不安で仕方なかった。そして自分が忙しくなることで、その不安を少しでも思い起こさないようにしてきた。 寝ている間に何か起こったらどうしようと思いながら目を閉じ、朝目覚めるとその日一日を按じながら急いで支度をして仕事に向かい、平常を装って生活していた。 夫という普通名詞で彼を表現す... 続きをみる

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  • そして今

    わたしには他にもまだやることがあるのだろうか。人間としてこの世に生まれ、そして新しい命を授かった。 ひとり娘は小学校高学年になり、反抗期が始まったのか、わたしと時折りぶつかりながらも毎日元気に学校へ通い、好き嫌いをはっきり言うとても元気で少し不思議な少女になった。 この娘の父親である世間一般にいう... 続きをみる

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