gigiのブログ

国際結婚の末の家族生活の日々

職場を転々とする

引っ越して新しい町で一年が過ぎた。


川の字になって床で寝ていたのがベットになり、そしてソファーも新しく購入した。


ダイニングテーブルは相変わらずキャンプで使うアルミ製の折りたたみテーブルに、背もたれのない折りたたみ椅子。


金銭感覚のないルームメイトは銀行からお金を借りて早く揃えたいと言うが、払うのはわたし。彼の言葉も分からなくは無いが、数ヶ月に一度、貯めたお金で家具を一点ずつ買い足していった。


新居で安定した生活が定着してくると欲がではじめたのか、ルームメイトは自分の稼ぎに不満を持ちはじめた。わたしはもうこれでよし、と思っていた。彼は寄り道することなく毎晩決まった時間に帰ってくるし、昔のような怪しい行動も見られない。唯一、自分の思い通りにならないとキレるところはまだ治らない。


ルームメイトはわたしにも子どもにも知らせるでも相談するでもなく、少しでも稼ぎのいい職を探しては職場を変えていった。本当にうらやましいよ、自分のことだけ考えてわがまま放題だ。


少しくらい稼ぎが良くたって遠くへ働きに出れば交通費や昼食代、通勤時間もかかるのだよ。職を変える度に出勤時間や帰宅時間は変わり、それに合わせて子どもは学校へ行く時間を変更しなければならない。子どもが通う学校は通常九時に登校するのだが、お金を払えば八時から登校できる。


わたしは毎朝早く家を出るので、彼が職を変え遠方へ働きに出るなら、子どもは朝一人で八時に学校へ行くことになる。


夜は夜でまた大騒ぎだ。九時過ぎに帰宅して子どもとわたしが先に夕食をとったことに文句を言い、部屋が汚ければ「おれは働いているんだ。」と、わたしに掃除しろと言わんばかりに責めるルームメイト。


わたしはあなたの何倍も働いていますよ。

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