gigiのブログ

国際結婚の末の家族生活の日々

悲劇の救急外来

直ぐに病院へ到着したものの、日曜日の午後の緊急外来はとても混んでいた。 待合室には流行りのインフルエンザと思われる患者がざっと三十人は座っていた。 彼に支えられながら、私たちは受付で状況を話した。だが、どうも私たちを疑っている様子。出産を終えたばかり、どこに住んでいるの、赤子をなぜ連れてこなかった、何で出産した病院へ行かないんだなどなど。 受付カウンターにもたれて何とか立っていたれるわたしに、受…

退院後の悲劇

退院は出産から二日後の金曜日、昼過ぎだった。 もうしばらく入院していたかったのだが、もう家に帰っていいという。でも、メスを入れたところ、出産の後ふた針縫った会陰切開した箇所が異常に痛む。 何度か痛み止めの注射を腰に打ってもらい、その時は楽になるのだが、時間が経つとまた痛むのだった。 家に戻ってからは処方された痛み止めを服用するが、注射の痛め止めのようには効かず、我慢するしかなかった。 母乳を与え…

出産の水曜日のこと

予定日になっても陣痛の痛みをほとんど感じなかったので家にいたのだが、彼に連れられるままに産婦人科へ行った。診てもらうも子宮口があまり開いておらず、毎日一時間くらい歩いたり階段を上り下りするように言われた。 いっこうに陣痛がないので、その数日後も心配になって産婦人科へ。子宮口はだいぶ開いてきたというが、生まれる気配なし。 わたしは出産予定日から毎朝、妊婦には面倒なスニーカーを履いて、近所の小高いと…