gigiのブログ

国際結婚の末の家族生活の日々

町の相談所へ再び

再び相談所へ行く日がきた。子どもは託児所、会社は半休をとり一人でいった。相談所のドアを開けると、今日もサンダルの担当者、のほかにわたしより年上でこれといって特徴のない女性が待っていた。そして直ぐに面談は始まった。 結果として、DVも受けることがあったわたしはルームメイトから離れて暮らすという提案をもらった。子どもと二人で町を離れ、用意してくれるアパートにしばらく暮らすというものだった。絶対に居場…

町の相談所

小さな町の唯一に大通りに面した相談所の玄関へ足を踏み入れた。二歩目の左足で前に進むと、直ぐに受付のカウンターに到達。その受付にはスネ毛にサンダル半ズボン、はげあがり気味の髪を伸ばしたのを輪ゴムで結った、わたしと同世代と思われる、幸の薄そうな男性が一人いた。 相談所の入り口まで送ってくれた警官は、 「じゃ、頼むね。」 と職務に戻っていった。両手でベビーカーのハンドルを持ったままのわたしは、サンダル…

警察に相談

とうとう子どもが危ないと追い込まれ、気持ちを決めた日、わたしは昼寝している子どもをベビーカーに乗せ、歩いて町交番へ向かった。側からみればベビーシッターのアジア人だと姑にからかわれた虚しい思い出が蘇る。 交番に着くと、三十代半ばの白いぷよっぷよの男性警官が一人で暇そうに受付に立っているのが見えた。話相手がやってきたな、とでもいうような顔で近づく外国人のわたしを待ち構えていた。 力尽きた負のオーラを…